コゴミの正式な名前は「クサソテツ」。まるまったかわいらしい姿から広く一般的にはコゴミと呼ばれています。
少し湿っぽいところに生えており、ひるぜんでは川辺や湖のほとりなどに見られます。コゴミの特徴はアクがほとんどないこと。たいていの山菜はアクが強いため、重曹などを使ってのアク抜き作業が必要ですが、コゴミにはその必要がありません。熱湯でサッとゆがいて冷水で冷ましたらすぐにいろいろな料理に使えますので、とてもお手軽な山菜です。
天ぷらをはじめ和え物や酢の物、油炒め、味噌汁、玉子とじなど、味にクセがないのでどんな料理にも向きます。下ごしらえのポイントは冷水の中で、頭の葉が付いている部分の茶色い綿のようなものを落とすことと、キッチンペーパー等で頭の部分の水を良く切ることです。
コゴミは栽培品も出回っており、パック詰めされたものがスーパーなどでも売られていますが、風味、歯ごたえともやはり天然物の方が数段上です。もちろん鮮度も。
冷たいひるぜんの川風の中で芽を出したコゴミは軸も太く、色は濃い緑色。しっかりとした歯ごたえと、自然の風味いっぱいのほのかな苦味をお楽しみください。