山菜としてはあまりにもポピュラーな存在のため、その価値を見落としてしまいそうなわらびですが、そのおいしさはどんな山菜にも負けてはいません。かの有名な美食家・北大路魯山人も著書の中で「山菜で一番うまいのはわらびである」と述べているほど、おいしい山菜なのです。
わらびは日当たりの良い野原や斜面によく生えますが、茅(カヤ・ススキ)の野原が広がるひるぜん高原はわらびの生育には最適の環境で、昔から質の良いわらびが採れることで知られています。ひるぜんのわらびは軸が太くてとってもやわらか。わらびはその食感と独特のヌメリがおいしさの決め手ですので、軸が太くてしっかりとしているということは大事な要素です。
わらびはアク抜きが必要ですが、重曹をふりかけ熱湯をかけ、一晩置いておくだけで簡単にアク抜きができます。わらびの味自体は淡白ですので、アク抜きが済んだらいろいろな料理に使えます。
煮付けにするとおいしいですし、味噌汁やかす汁など汁物にも良く合います。またアク抜きしたてのわらびは歯ごたえがとてもいいので、三杯酢に漬けておいて食べるのもおすすめ。シャキシャキした食感とわらび独特のヌメリが酢と良く合って、とてもおいしいです。良質のひるぜん産のワラビで是非とも一度試していただきたい料理法です。