「ひるぜんといえば大根」といわれるほど、大根はひるぜんを象徴する野菜です。戦後間もなく栽培が始められたひるぜん大根は、西日本有数の生産量を誇っており、ひるぜんの発展を支えてきた重要な作物でもあります。
大根は本来、冬が旬の野菜なのですが、ひるぜんでは冷涼な気候と「黒ボク」といわれる独特の土壌が大根の栽培に適しているため、ほぼ年間を通しておいしい大根がとれます。
暑い夏場は大根おろしや大根サラダなどにして良く冷やして食べるとおいしいですね。ちょっぴり辛みのある大根おろしにポン酢をかけて食べると食欲も進みますし、大根に含まれる消化酵素ジアスターゼは食物の消化吸収に効果があり、夏バテの防止にも効果的です。
そしてひるぜんの大根が一番おいしいのはやはり冬。雪や霜にあった大根は甘味が増し、煮るととても柔らかくなります。ザックリと大ぶりに切っておでんに入れると、たくさんのおでん種の中でも人気ナンバーワンまちがいなし。家族みんなの箸が大根に集まります。
そしてもうひとつ忘れてはいけないのがブリ大根。寒い時期が旬のこの二つの具材をいっしょに煮込むと相性は抜群、そのおいしさには感心してしまいます。 夏は冷たくしてさっぱりと。そして冬はトロリと柔らかいのをアツアツでと、年間をとおしておいしく食べられるひるぜん大根です。
ひるぜんで生まれひるぜんの発展を支え、その変遷を見守ってきたひるぜん大根。雄大なひるぜん高原の風景を思い浮かべながら召し上がっていただきたい産品です。