かぶはその見た目から、大根の兄弟分のように思われがちですが、意外なことに分類上は白菜や小松菜に近く、大根とはちょっと違う系統の野菜だそうです。かぶは「すずな」の名で春の七草にも入っており、千年以上昔の古来より日本人にはなじみの深い野菜です。
ひるぜんでも昔からかぶは栽培されてきましたが、出荷用の作物としてというよりは農家が各自で消費する自家用野菜として、細々と栽培されてきました。今でもひるぜんのほとんどの農家が自家用としてかぶを作っていますが、それは寒いひるぜん地域がかぶの栽培に適していることもあり、特に冬場に収穫されるおいしいかぶは漬物や煮物としてひるぜんの家庭の食卓には欠かせないものだからです。
かぶの一般的な食べ方は漬物や煮物、酢の物などです。かぶは実が柔らかくクセがないので、浅漬けで簡単においしく食べられます。サックリとした歯ざわりとほのかな甘みが絶品です。また煮物にしても最高。キメの細かいひるぜんのかぶはトロリとやわらかく煮えるので、口の中に入れると自然に溶けてしまうおいしさです。またかぶの茎や葉も汁の実や炒め物にするとおいしく食べられ、栄養も満点です。かぶは皮の下の部分に少し硬いところがあるので、少し皮を厚めにむくのが調理の際のポイントです。
自家用栽培がほとんどのため、あまり市場には出まわらないひるぜん産のかぶ。食べておいしいのはもちろんですが、見た目も白くてまんまるでとってもかわいらしくて、キッチンに置いておくだけで楽しくなる野菜です。